あとがき

「あんなことがあった」「こんなこともあった」となつかしい
「時代の流れ」を走馬燈のように思い浮かベながら、
子供の視野で幼稚な作文を綴方教室で書きました。
明治時代には国連を賭して戦った日清日露両戦役の勝利
によって、世界の一等国に躍進しました。
又昭和時代には第二次世界大戦で日本国民としては
有史以来始めて敗戦の苦痛を体験して、
虚脱状態から驚異の復興と繁栄をもたらした。
然しながら大正時代には第一次世界大戦が勃発したが、
僅かに一個師団を派遣しただけで、青島を攻略して、
日本は対岸の火災のような状態で漁夫の利をおさめ、
その後は、大正デモクラシーが台頭する
平穏無事の世の中であった。
大正と平成を比べると、生活文化には雲泥の差が
ありますが、今から振返って見ると大正時代の
四海波静かな生活風景に深い郷愁を覚えました
ので、あえて拙筆をとりました。
岩木恵造
平成九年一月一日