大正十四年某月某日八尾中(現、八尾高)の狐山グランドに小型飛行機が飛来した。
何の目的で飛来したのか、わからないが町民にとって間近かに飛行機を見るのが始めてで
あるから多くの人々が集まった。小生は着陸時の状態は見ていなかったが、いよいよ、発
進するに際して飛行士は長瀬川の西岸に停止している飛行機より西方に向ってグランドの
西端まで歩き出した。
後で考えてみると、滑走から飛び立つまでの距離を歩数で確認しているように思われた。
見物人は長瀬川の東岸より飛び立つのを眺めているのであるが、物凄いエンヂンの爆音と
プロペラの回転に度肝を抜かれる思いがしたが西方に向って無事に飛行して空高く消えて
行った。 |
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